高速鉄道の汚物処理作業員
高速鉄道の「移動トイレ」と接し、排泄物回収機の排泄物を片付ける作業員は2人1組になり、列車が車庫に入る前に排泄物を吸引処理する。彼らは乗客に快適な環境を提供するために裏で働く英雄である。
ビジネス席と一等席は乗客が少なく汚物も少ないため処理に時間がかからないが、二等席は乗客が多いため汚物も多く時間がかかる。1つの汚物ボックスを吸引処理するのに3分かかり、1本の列車に8つの汚物ボックスがあるため30分以上かかる。
通常、昼間は運転中のものが多く処理量は少ないが、列車が次々と駅に戻る夜になると忙しくなる。報道によると、貴陽車両区間の1日の処理量は約5トン、北京や上海などの大きな駅だとそれをはるかに上回る。
毎回順調に処理できるわけではなく、カップヌードルの残りや生理用品、タオル、ペットボトルの蓋、ビニール袋などを捨てる乗客もおり、詰まることがある。この時、自分の手を使って異物を取り出さなければいけない。
その際、大量の排泄物も一緒に出てくるため、作業着につくこともよくある。しかし作業員は乗客に快適な環境を提供するため、私たちの見えないところで毎日懸命に働いている。
この記事を読んだ人は、次に高速鉄道に乗ったとき、トイレをマナーよく使用してもらいたい。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年4月4日