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japanese.china.org.cn |21. 07. 2018

景徳鎮、磁器業界に新風を吹き込む創業者

タグ: 景徳鎮 陶磁器 手工業

彼女と夫の朱鵬さんは2016年9月に1軒目の工場を開き、磁器作りの職人を110人集めた。景徳鎮では、これでもトップ3の規模だ。彼らは2つの方針を持っていた。まずは手作りを続け、製品の芸術性を保証する。例えばある磁器の厚みを守ろうとすれば、機械は必ず変形しなければならない。これは人が機械に勝る点だ。次に機械を磁器製造に導入し、規模拡大により標準化を保証するが、別の工場のような完全なライン化にはしない。機械が粗造りした後、職人が手を入れる。「機械には代替可能な部分だけ代替させ、人の長所を残す。こうすることで景徳鎮らしさが出る」


手作りについても新しさを求め、職人の伝統的な技術を引き継ぐだけではなく、現代らしさを注ぎ込もうとした。ヒョウ柄を磁器の模様に取り込み、さらに新たな色彩を出すために研究開発チームを発足した。


馮さんは10年前にネットショップを開いたばかりの頃に戻ったようだった。当時はまだ未熟で、磁器の業界に入ることをすぐに決断した。彼女は現在、景徳鎮の磁器業界に変化をもたらそうとしている。創業は苦しく、崖っぷちを歩んでいるようだが、後悔はしていない。正しいことをしていると感じるからだ。


馮さんは「磁器は景徳鎮の特色で、伝統的な技術が残されていることは非常に得難いことだ。私たちは何かをしなければならない。私たち現代人は、古代の職人よりも上手く作れるはずだ。磁器はその時代の文化を代表する。それは昔も今もそうで、100年後の景徳鎮の人々が作った最高の作品は、その時代を代表するかもしれない」と話した。


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