取材団に日照港について紹介する日照港集団有限公司党委員会副書記・労働組合議長の張茂宗氏
建設初期、日照港は石炭のみを輸出する港で、面積は小さく作業は簡単で、石炭の輸送船と倉庫しかなく、サービス能力と牽引力は限られていた。30年以上経った21世紀初頭、港は鉄鋼業発展という情勢の中で鉱石と鉄鋼の輸出に力を入れ、全国最大の鉄鉱石中継港へと発展し、本土経済のグレードアップを後押しした。
日照港には現在、3つの30トンクラス原油ターミナルがあり、4つ目の建設認可を取得している。従業員69人だけで、36時間以内に30万立方メートルの原油を積み降ろす。
今年に入り、日照港は複数の輸送方法を用いて物流輸送の「最後の1キロ」を解決し、山西省や河南省など中西部の奥地に4カ所の無水港を設立し、中遠海運集団と共同で港外物流、コンテナターミナルなどの現代物流業務を開始した。
日照港は立地が良く、韓国や日本と海を隔て、国際海上輸送メイン航路に近く、世界の各港に行くことができる。そのため、「一帯一路」構想で、日照港は「スピードラン」を開始し、モロッコのアジアアフリカ経済特区と趣意書に調印し、ギニアのコナクリ港とボーキサイトターミナルにおいて協力し、「照蓉欧」(日照ー成都ー欧洲)コンテナ国際列車が貨物を満載して中国・欧州間を走っている。