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japanese.china.org.cn |11. 02. 2019

(動画)新疆野生馬繁殖研究センターを訪ねて

タグ: 野生馬 モウコノウマ



新疆野生馬繁殖研究センターにいるモウコノウマ


 2003年に野外繁殖に成功し、その後、センターは4カ所で15回にわたり計94匹を野生に返した。モウコノウマ野生化検測データの分析によると、長期飼育されていたモウコノウマは野外で食物と水源の確保、天敵からの防御などの生存の関門を順調に突破し、野生の性質の回復、繁殖、栄養、家族構成、個体群の構造、環境の質、生存状態、越冬、天敵からの防御などの面の目標を達成し、生態、行為、栄養学の面の適応性も良好で、野生化実験は模索性の成功を収めた。

 

 遺伝多様性を絶えず向上させるため、センターは2006年にドイツからオスのモウコノウマ6匹を導入し、個体の交換を行なった。また、センターはモンゴルと共同で野生馬交流シンポジウムを開き、国際協力と交流を通してモウコノウマの繁殖と野生化を進めていく。

 

 マーク氏は馬に草をあげながら仕事について語った。彼は主にモウコノウマの病原・疫病予防を担当する。今年、彼は研究センターで愛するモウコノウマと一緒に春節を過ごした。彼は子供の頃から動物が好きで、山で小動物を拾っては家に連れ帰って飼っていた。大学受験では動物医学科を選択した。彼は遊牧民族、騎馬民族のカザフ族で、父親は遊牧民。大学卒業後に野生馬センターに就職したのも、カザフ族として馬に愛情があるためである。就職したばかりの頃、センターは広漠にあり、木も電気もインターネットもないという厳しい環境だった。

 

 現在、センターは世界で有名になり、世界2位、アジア最大のモウコノウマ繁殖研究センターに発展している。このような成果を上げられたのは、国が生態保護に重視し、エント・マーク氏のような勤務者の貢献があるおかげである。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年2月11日


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