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japanese.china.org.cn |17. 06. 2019

「白鯨号」 北京地下鉄新空港線の建設の見所に迫る

タグ: 北京 地下鉄 新空港線


   北京軌道交通新空港線第1期が15日、試運転を開始した。北京大興国際空港の「5縦4横」交通重点プロジェクトである新空港線は北京しないと新空港をつなぎ、北京・天津・河北地区の経済融合に大きな役目を果たす。

 

世界最高クラスの全自動運転システムを搭載

 

  「白鯨号」列車がゆっくりと進み、外の風景が急速に動き、あっという間に時速100キロを超えた。座席は広く快適で、携帯電話などの電子機器の充電もでき、「白鯨号」乗車は楽しい体験と言える。

 

  「白鯨号」の操縦室に入ると、正真正銘のハイテクに目を奪われる。新空港線は世界最高クラス、完全な自主的知的財産権を有する全自動運転システムを採用し、自動運転だけでなく、ウェイクアップ、自己検査、運行、休眠など全操作の自動化を実現。

 

   北京市軌道公司設備管理総部設備六部の李暁剛部長は、「新空港線の全自動運行システムは日常の煩雑な人工点検、洗浄作業などをなくし、列車の停車時間を正確に制御し、人力投下が大きく効率・効果が低いなどの問題を解決した」と誇らしげに語った。

 

   北京市重大プロジェクト建設指揮部弁公室の総エンジニアの楊広武氏は、「全自動運行システムは都市軌道交通運行システムの安全と効率、システムの信頼性、安全性、有用性、保全性、システム緊急対応レベルを高め、労働の強度を下げた」と話した。

 

多線路共同管廊モデル構築という初の試み

 

   地下はガス、電力、供水、通信などの施設が集まる総合管廊、地上は市政道路、その間は軌道交通の新空港線、一番上は新空港高速道路であり、この4層の交通と市政が重なった構造は北京地下鉄新空港線の建設の大きな見所である。

 

   北京新空港線の総設計士の姜伝治氏によると、このような新モデルは利用する土地を集約し、建設費を削減し、工事の総合的効果を発揮する。新空港線の共同管廊区間は周辺エリアと合わせ、その夾角の空間を林道でつなぎ、多層的・生態共生のエコベルトにするという。

 

   車内から見える風景について、姜伝治氏は「3つの季節は花があり、1つの季節は緑にあふれ、森林を抜けて空港に行くような感覚を味わうことができる」と述べた。

 

   駅、車両区間の建設において、新空港線は一体化建設方式を全面的に採用した。

 

   空港線第1期の3つの駅と将来の北延長後の麗沢商務区駅は乗り換え駅になり、4駅および車両区間の一体化建設を実現し、空間の集約開発、交通と公共サービスの便利化、都市景観との融合を促す。


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