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japanese.china.org.cn |16. 09. 2019

長江水源第一県の生態発展 貧困脱却を促進

タグ: 長江水源 生態発展

(决战决胜脱贫攻坚·图文互动)(2)以保护促脱贫 以脱贫助保护——长江源头第一县的生态发展选择

 生態が脆弱な三江源地区で、調和のとれた共存は産業の発展にも表れている。高山の草原の破壊を減らし、川の水を守るため、治多県は生態牧畜業合作社の発展を牧畜民の収入を増やす重点産業の1つにしている。

 

 同卡村駐在第一書記の陳有貴さんによると、村民は羊、牛、草山などをお金に換算して合作社に資本参加し、合作社は科学的放牧、合理的出荷、商品グレードアップ、市場マッチングなどを通して生態保護を前提に村全体の収益増加を実現し、村民に利益を配当する。2018年の村の収益は145万元、配当は118万元だった。うち、300株を保有する村民の白旺さんは6万2315元の配当を受け取った。33匹の羊と3頭のヤクを投入した昂文西譲さんは、2017年に合作社の1人平均4233元の配当と虫草採取などの収入を手にし、貧困から脱却した。

 

 科学的・合理的な放牧の前提は生態の有効的な保護につながる。治多県貧困社支援局の昂卡巴宗局長によると、治多県は国の三江源地区生態保護対策の戦略的位置付けに自主的に従い、傑桑·索南達傑さんの環境保護理念にのっとり、生態環境保護活動を積極的に行い、全住民が生態建設と環境整備に参与している。生態管理者、林業管理者などの公益的な職業に4163人(管理者の月収は1800元)が就き、管理資金8992万元を投入した。


 治多県索加、扎河の2郷8村は貧困家庭の「1世帯から1人の管理者を設置」という目標をほぼ実現した。過去に生態を破壊していた放牧人は、今では生態保護の第一線の責任者になっている。敷地内外の貧困世帯の収入ルートが拡張し、生態建設のボーナスが年々拡大・放出されている。


 生態が脆弱な三江源地区では、貧困脱却の足並みをより安定させる必要がある。同地域は「3つの貧困村脱却、1801世帯4915人の貧困脱却」を引き続き重点目標とし、効果的な措置、現実的な方法で生態保護と貧困脱却を同時に推し進め、今年の貧困脱却に向けて全力で取り組んでいる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年9月16日

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