社会>
japanese.china.org.cn |19. 02. 2020

「世界のスーパー」 義烏小商品市場が年明け後の営業再開

タグ:

 

 2月18日午前9時、世界最大の小商品卸売市場である義烏国際商貿城が年明け後の営業を再開した。清掃と消毒を真剣に行い、手洗い用アルコールとマスクを用意し、「生意興隆」の対聯をかけ、健康検査に合格した1万人以上の業者が準備を整え、世界のバイヤーを出迎えた。申告システムに経営者とバイヤー5万人以上が登録し、18日に市場の営業再開率は50%に達し、2月末には80%に達する見通し。


 

精密知的制御で感染症を予防

 

 赤外線体温計を設置した通路、健康コードと身分証の提示など、やや面倒だが、メキシコから訪れたバイヤーのヴェロニカさんは安心した。「これらのプロセスがあるため、安心感がある」とヴェロニカさんは話す。

 

 イエメンから訪れたバイヤーのハンディさんは、市場に入ると水晶アクセサリーエリアに直行した。ハンディさんは記者に対し、「市場が開くのを毎日楽しみにし、今朝早くきて並んだ。今年の春節は休みに入ったのが早く、さらに感染症流行で営業再開が遅れ、とっくに在庫切れになっていた。市場の出店者より焦っている」と話した。

 

 白雪姫の玩具店で、責任者の張小愛さんはすでにきれいなレジと棚を消毒液で再び拭きながら、「市場が開くまで私たちも休んでいなかった。早くからWeChatやメールなどで顧客に連絡し、すぐに多くの注文を受けている。ネットは顧客と連絡をとる主な手段になっているが、義烏商貿城の店舗は商品を展示する重要な場所で、再開初日はしっかりと準備を整える必要がある」と述べた。

 

 業者とバイヤーが数回に分けて秩序よく市場に入り、中国小商品城集団の張奇真副社長もやや安心した様子である。彼によると、感染症抑制中の市場の営業再開に向け、義烏の各方面は精密知的制御という手段を通して十分に準備を整えた。

 

 市場は厳格な予防抑制体系を構築している。最初に営業を再開する国際商貿城一、二区は16カ所の各入り口に赤外線体温計などのスマート機器を設置してリアルタイム観測し、立ち止まってはならず、体温が37.3度を超えると自動でアラームが鳴る。

 

 義烏は営業再開前にビッグデータとスマート化情報プラットフォームを利用し、入場するすべての経営者とバイヤーを個人でシステムに申告させ、QRコードを生成し、人員の情報と軌跡を厳しくチェックし、各検査所でQRコードスキャンと体温測定を行ってから入場できる。

 

 「各地のバイヤーは安心して義烏に戻って仕事ができ、市場は幸先よいスタートとなった」と張奇真は話した。

 

1  2  >