北京冬季オリンピックまで2月4日であと1年となった。来年の同じ日に再び聖火が灯され、世界の注目も史上初の夏冬両方のオリンピック開催都市となる北京に集まるだろう。
約束をしっかり履行し大国としての責務を示す
1月25日、習近平国家主席は国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と電話会談を行った際、「われわれは北京冬季オリンピックの準備・開催を契機として、ウインタースポーツの普及と発展を推し進める。関係各方面の強力なサポートのもと、中国は必ずや期日通りに各準備・開催の任務を完成させ、全面的な準備をしっかりと行い、北京冬季オリンピックの円満な成功を確実に保証できると確信している」と強調した。
期日通りの開催を守ることは、中国があくまでも冬季オリンピックの開催準備を進め、約束の全面的な履行をやり抜くという強烈なシグナルになる。2020年末、北京冬季オリンピックの三大競技エリアの競技場はすべて工事を終え、関連インフラの建設も同じく完成した。バッハ会長は「新型コロナウイルス感染症の影響があったにもかかわらず、北京冬季オリンピックの開催準備の進捗状況はいたって順調であり、ほとんど奇跡だ」と述べている。
新型肺炎が引き起こす連鎖的な試練に直面し、冬季オリンピックの開催準備は障害をクリアした。このことは不確定性に見舞われている国際オリンピック運動に自信をもたらすだけでなく、大規模な国際スポーツイベントを新型肺炎の予防・抑制の常態化のもとでいかに開催するかということについて中国の知恵を示した。バッハ会長は「これは驚くべき成果だ」と述べ、新型肺炎の影響下で北京冬季オリンピックという新たな模範が持つ意義はより顕著であると考えている。