◎『芳香之旅(芳香の旅)』
2006年第30回カイロ国際映画祭では、中国映画『芳香之旅(芳香の旅)』が国際コンペティション部門の最優秀賞である「ゴールデン・ピラミッド賞」など3つの賞を受賞しました。
映画の主演女優の張静初(チャン・ジンチュー)と主演俳優の范偉(ファン・ウェイ)はそれぞれ「最優秀女優賞」と「特別賞」を受賞しました。
中国の章家瑞(ジアン・ジアルイ)監督のこの作品は、1960年代の中国南西部部の雲南省の小さな街を舞台にした恋愛物語です。普通の中国人の40年にわたる感情の軌跡が、人々を深く感動させる物語です。
第30回カイロ国際映画祭の審査委員長を務めたアルゼンチンのルイス・プエンソ監督は閉幕後に、中国国営の新華社記者に、「『芳香の旅』はすばらしい作品だ。感動的な物語、真実の歴史、美しい風景が審査員と観衆の心を揺り動かしたことで受賞した。審査員は皆、この作品が好きだ」と話しました。