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japanese.china.org.cn |23. 03. 2022

冬のスポーツがより身近に

タグ: 冬のスポーツ
人民中国  |  2022-03-23

  

日曜日の午前8時、清華大学付属小学校フィギュアスケートチームの子どもたちが練習場に着いた。陸上でのジャンプ・スピン練習から日程が始まった 

 

 この日曜日の早朝もいつも通りだった。午前8時、清華大学付属小学校フィギュアスケートチームは北京の北四環にあるスケート場に時間通り現れ、1時間半の集中トレーニングを始めた。巨大なスケート場の中にコーチの大声の指示と、ブレードと氷の摩擦音だけが響いた。 


 同小5年生の孫杭さん(10)はフィギュアスケートを始めて3年になる。毎週日曜日の練習は学校の「ウインタースポーツ校内普及計画」の1項目で、児童は無料で参加できる。 


 一緒に練習する児童の中で孫さんの技術は抜きんでている。しかし、よりうまく滑るため、集中トレーニングと簡単な昼食の後、彼女は20㌔離れたスケートクラブに母親と行き、1人で練習する。練習を終えて帰宅するともう午後9時半だ。「スケートの練習を始めてから病気になることがほとんどなくなり、自信もつきました。スケートを通じ、何事も勇気を持って挑戦し、最後まで頑張り続けなければいけないということが分かりました」と孫さんは話す。 


  


 スケート練習のほか、子どもたちは体操やバレエ、音楽、演技などのカリキュラムを通じ、全体的な芸術的素養を養う 

「3億人のウインタースポーツ参加の促進」は、北京と張家口が共同で冬季五輪を招致した際、国際社会に向けて厳かに約束した取り組みだ。青少年はウインタースポーツ発展の基盤、中心的な原動力であり、より多くの青少年がウインタースポーツに親しみ参加するよう前述の「ウインタースポーツ校内普及計画」は策定された。国家体育総局などが発表した「ウインタースポーツ発展計画(2016〜25年)」を受け、教育部は25年までにウインタースポーツ特色学校5000校を選び、全国280万世帯をカバーすることを計画している。 


  

軽やかに氷上を舞う少女たち 


 学校での普及により、ウインタースポーツは子どもにとって身近な存在になった。調査データによると、ウインタースポーツのレッスンに参加したことのある児童・生徒の割合は18年の3・9%から20年の6・7%に増加した。北京では、多くの小中高校がすでに冬季五輪のウインタースポーツに関する知識をカリキュラムに取り入れ、各校の特徴に基づいてさまざまなウインタースポーツに取り組んでいる。この数年、北京市教育委員会は各方面と連携して雪祭りや模擬冬季五輪、五輪ウインターキャンプなどの多彩な体験活動を実施し、青少年にウインタースポーツを通して青春を燃やす場を提供した。ますます多くの人々がウインタースポーツを愛好し、氷雪の中で心身を鍛えるようになった。冬季五輪の精神はここにも最も生き生きと現れている。 


  

スピンを練習する孫杭さん 


「人民中国」より 2022年3月23日