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japanese.china.org.cn |27. 04. 2022

上海の防疫ボランティア、中国語ができない米国人の食材調達を手助け

タグ: ボランティア 上海 防疫
中国網日本語版  |  2022-04-27

上海で防疫ボランティアをしている王倩雯さん(写真は自身提供)


 上海市民のほとんどが楼組長、団長、ボランティアと親交がある。彼らはPCR検査、抗原検査、居民委員会との連絡、物資の支給、共同購入の橋渡しなどを担い、封鎖期間に重要な役割を発揮した。

 

 普通の上海市民の王倩雯さんも自分が暮らすアパートのボランティア組長と食材調達協調員をしている。彼女は5人家族で5000人以上が生活する団地に暮らし、この団地は3月末から封鎖管理されている。外出できなくても物資が不足することはなく、街道からの補給や、居民委員会や住宅管理会社が手配した共同購入やプライベートの共同購入があり、物資の需要はほぼ満たされている。

 

 王倩雯さんは、「コロナ禍で、隣人関係は以前より深まった。自分が暮らすアパートは関係が特によく、困難があると私たちがすぐに解決する。充実していて、有意義だと感じる。心温まる出来事が毎日起きる。例えば、昨年上海に来たアメリカ人が2人おり、中国語があまりできず、物資を調達する手助けをしてあげた」と話した。

 

 防疫の経験者として、王倩雯さんは上海のコロナ対策と管理には大きな向上余地があると考えている。生活保障の面もさらに改善し、特に弱者層に配慮し、心の健康にも目を向ける必要があると考える王倩雯さんは、「みんなが耐え、共に難関を乗り越えれば、コロナはいつか収まる」と話した。


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