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japanese.china.org.cn |01. 06. 2022 |
中国の食べ物とカンフーが好きな韓国出身の子供・金諟厚さん
北京第4回青少年武術スーパーリーグに登場した金諟厚さん
6月1日の国際子どもの日を前に、中国網の記者は韓国出身の金諟厚(Kim Si Hu)さんを取材した。北京で生活して7年になる11歳の金諟厚さんは、中国で育った経験について語ってくれた。
韓国人の名前は一般的に漢字を使用するため、金諟厚は中国語の名前でもある。彼の名前は、祖父母が「素晴らしい人間になるように」という願いを込めてつけたという。
中国での生活と韓国での生活の違いについて、彼は中国は広くて生活が便利で、快適に暮らせると話した。
金諟厚さんは2年生の後学期に現在の芳草地国際学校に転校した。学校生活について、彼は「先生に配慮してもらえ、同級生も励ましてくれたため、すぐに学校生活に慣れることができた」と話した。中国語の勉強で困難もあるため、「勉強を頑張り、中国のことをもっと知りたい」という。
金諟厚さんは学校のヒップホップサークルに入り、ヒップホップ『This Is Me』のパフォーマンスにも参加した。
休み時間には中国のカンフーをするのが好きで、初めて6年になる。一番好きなカンフーの動作について、彼は「バク転と側転が一番好き。飛び回る感覚は不思議で、中国の先生たちは本当にすごい。自分ももっとできるようになりたい。これらの動作は普段から練習しなければ忘れてしまうため、練習を頑張らなければいけない」と話した。中国のカンフーが好きな金諟厚さんは家族と少林寺を3回観光で訪れたことがある。そこで彼は中国語を話し、中国料理を食べ、中国武術を学び、中国文化を没入体験した。「中国文化に深く惹きつけられた」と彼は話す。
金諟厚さんは重慶、珠海、海南、長白山などにも観光に行ったことがあるが、一番好きな場所は重慶で、重慶は楽しく、一番好きな四川料理もあるためだと話した。彼は辛いものが好きで、四川料理の中でも特に麻辣燙(マーラータン)、麻辣香鍋、火鍋が好きだという。
母国の友達に中国での勉強と生活についてどのように紹介するかという質問に対し、「中国はとても広く、美味しいものが多く、楽しい場所も多い。中国は楽しい場所だと紹介する」と答えた。
今後について、金諟厚さんの母親は中国語の勉強を続けるように言っている。子供たちは中国語が上手になり、中国語の勉強は子供の生活に役に立つためだという。金諟厚さんも中国での生活を続けたいと考えており、「普段から中国語を話し、韓国語を忘れてしまいそう」と話した。
金諟厚さんの母親は子供たちの北京での生活をとても満足している。彼女は、「北京は国際的な大都市で、子供はここで中国の友達と付き合うことができるだけでなく、国際学校でも多くの国の子供たちと友達になることができる」と述べた。ここで彼女は近所の人たちの優しさも感じ、「自分の中国語の多くは近所の人たちから学んだ。中国人は家族のように接してくれる」と話した。
2020年北京市青少年武術コンテストで受賞後に撮影した金諟厚さんと母親の写真
北京第4回青少年武術スーパーリーグに登場した金諟厚さん