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japanese.china.org.cn |01. 06. 2022

チュニジアの少女 目標は中国で航空学を学ぶこと

タグ: 国際こどもの日
中国網日本語版  |  2022-06-01

  

2021年9月、北京郊外で登山をするラネムさん

  

   6月1日の国際こどもの日を前に、中国網の記者は中国で生まれ育ったチュニジアの少女ラネム・チャバハさんを取材した。

 

 ラネムさんは今年10歳で、2012年に北京で生まれた。中国の旧暦の龍年だったため、両親は彼女に中国語名「小龍女」をつけた。ラネムさんは母親から「龍」は中国の神話でパワーと高貴を象徴すると聞き、この名前を気に入っている。

 

 ラネムさんは北京に興味があり、各有名スポットを周り、後海、長城、天壇、頤和園、故宮の常連客で、北京周辺の自然も大好きだという。しかし、彼女は古北水鎮をもっと気に入っている。そこは中国の古代文化と現代の観光サービスがうまく合わさっているためである。

 

 中国で生まれ育ったためか、ラネムさんが最初に話した言葉は中国語だった。彼女は、「中国語は外国人が思っているほど難しくない。発音しやすく簡単で、1つの音で物事を表すことができる場合もある」と話した。彼女は今も中国語の勉強に励んでおり、中国の友人との交流に役立っている。中国語の難しさは書くところにあるが、勉強と先生の指導により、彼女は書き方のコツを理解できるようになった。「中国語で持っっとも面白いのは象形文字で、人という字は人の骨格のよう、口という字は開いた口のようで、そのように考えると覚えやすい」と彼女は話した。

 

 ラネムさんは外国人だが、中国伝統の祝日について多くを語った。彼女は春節が一番好きで、これは重要な祝日で、彼女は外国人の家に生まれたが、中国で過ごす春節が好きだという。彼女の家族は中国人と同じように春節を祝い、家族で大晦日に食事をし、新年の挨拶をし、『春節聯歓晩会』を見て爆竹をあげる。また、姉妹は新しい服に袖を通し、両親からお年玉をもらう。春節だけでなく、彼女は端午節と元宵節も好きで、中国の祝日ごとに独特な食べ物があり、これらの中国の食べ物が好きだという。餃子、麺、チマキ、元宵などにはそれぞれの特徴があり、とてもおいしい。

 

 

 

 ラネムさんは中国で子供時代を過ごし、多くの楽しい思い出があることを幸運に感じている。彼女は絵を描くことが好きで、3歳の時に描いた絵は微博で多くの中国のネットユーザーから「いいね!」をもらい、さらに自信がついた。

 

 

 

 「中国での生活が大好き」と話す彼女は取材の最後に、「享受と抱負」という2つの言葉で中国での生活を喩えた。「享受」は中国の絶景と古跡を楽しみ、中国のハイテクを体験し、生活の快適さ感じているため。「抱負」は勉強で良い成績を収め、中国で航空学を学ぶという理想を実現させることである。彼女は、「中国で学業を続け、中国の航空分野で有名な大学に合格し、そこで航空学を学びたい。中国のロケット打ち上げの成功や中国の宇宙飛行士の動画を見たり、中国の宇宙分野での成果を知るたびに、この思いは強くなる」とあこがれる表情で話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年6月1日

 

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