長江スナメリ「福久」が赤ちゃんを出産

　長江スナメリの赤ちゃん「F9C22」と母の「福久」がぴたりと寄り添うようにして水中を泳ぎ、仲睦まじい様子をしている。中国科学院水生生物研究所ヨウスコウカワイルカ館の発表によると、「福久」は科学研究者に見守られ、6月27日午後9時35分頃に順調に出産した。赤ちゃんのコードは「F9C22」。これは長江スナメリの人工繁殖の新たな成果だ。

　長江スナメリは国家1級保護野生動物だ。長江スナメリの科学観察の結果によると、その個体数はわずか千頭余りとなっている。中国科学院水生生物研究所は長年、国内外の長江スナメリ研究及び保護機関と共に、長江スナメリの人工繁殖を持続的に模索してきた。現在は新たに誕生した「F9C22」の他に、6頭の長江スナメリが飼育中だ。うち3頭は人工環境で誕生した長江スナメリ。

 「中国網日本語版（チャイナネット）」2022年7月9日