九門口長城は遼寧省と河北省の境にある、東北から中原に入る要衝(ようしょう)です。明代(1368-1644年)には、北京東方面の軍事防御を強化するため、ここに城と橋を兼ねる九門口長城が建設され、攻撃と防御の役割を合わせ持つ軍事防御システムが形成されました。