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japanese.china.org.cn |10. 09. 2022

四川地震、共同で避難生活を送る被災地の村

タグ: 四川 雅安 地震 
新華網  |  2022-09-10

  7日、幸福村の村民委員会の広場にテントを張り、共同で避難生活を送る村民たち。(小型無人機から、石棉=新華社記者/才揚)

 中国四川省雅安市石棉県王岡坪イ族チベット族郷の幸福村は、大岡山ダムに隣接する地勢が険しい場所にあり、数百世帯が暮らす。同省で5日に起きたマグニチュード6・8の地震では、幸福村も被害を受け、村に通じる道路や電気、水道、通信が寸断された。

  現在は全国から駆け付けた救援チームが、被災者や負傷者の移送に従事するほか、倒壊家屋で探し物をする住民の手助けをしている。応急管理部南方航空護林総ステーションの救助ヘリは、村へ毎日食料や水などを空輸し、高齢者や体の弱い人、病人、障害者、妊婦、負傷者を移送している。

 村の住民もテントを設置し、山から湧き水を引くなど自助努力に積極的だ。各世帯は米や燻製(くんせい)肉、野菜などを村民委員会に持ち寄り、共同で避難生活を送っている。状況は徐々に良くなっており、村に通じる道はまだ修復されていないものの、通信保障用小型無人機(ドローン)によって、外部と短時間の連絡も取れるようになった。

 

 「新華網日本語版」 2022年9月10日

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