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japanese.china.org.cn |22. 11. 2022 |
高浮き彫り石刷り工芸で石刻が「復活」
タグ: 高浮き彫り石刷り工芸 石刻
中国網日本語版 | 2022-11-22
河南省級無形文化遺産の高浮き彫り石刷り工芸の代表伝承人である李仁清さんは、1980年代末に高浮き彫り石刻の立体石刷りを研究し始めた。
伝統的な平面に行う石刷りと異なり、高浮き彫り石刷りは湿った宣紙を立体の彫像にあてて各部位の輪郭をとるため、宣紙が細かくなる。李仁清さんは細かくなった宣紙をくっつけて平面の作品に仕上げる。高浮き彫り石刷り工芸により、移動できない文物は実物大の移動できる文物になり、石刻に入っている裂け目や浸食なども再現し、文物の観察と保護に役立つ正確な情報を記録することができる。
現在、李仁清さんは5人の弟子をとり、息子夫婦も彼から学び、これまでに数百人の学生に教えてきた。また、博物館の臨時展示ホールで自身の長年にわたる作品を展示し、体験エリアを設けて技術も教えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年11月22日