丁寧な環境対策、北京の裏通りがますますおしゃれに

11日に撮影された内務部街胡同

観光客が11日、宮門口西岔胡同の飲食店で食事した。

　夏の北京の空には乳白色の雲が漂う。西城区宮門口西岔胡同は静かで広々とし、歴史ある建物や木々の間にはおしゃれなカフェやクラフトビール店が建ち並ぶ。顔を上げると妙応寺の白い塔が厳かに佇み、古刹と現代が趣を引き立て合う。

　ここは昔、電線が密集し、あちこちにゴミが落ち、間隙を縫うようにして違法建築が建てられていた。胡同らしさが失われ、住民の生活の質が絶えず低下していた。

　北京市は2017年より2回に渡り、裏通り環境対策3カ年行動を実施した。胡同の環境対策が日程にのぼった。

　11日に撮影された内務部街胡同の北京市第二中学校

　宮門口西岔胡同で、各部門でつくるタスクフォースが住民の自宅を訪問し、その需要を調べ計画を作成した。外壁の修繕と電線の地中化を完了し、公共スペースの緑を増やした。同時に新業態を導入し、胡同の装いを新たにした。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年7月12日