三江源国家公園でチベットカモシカを守る人たち

   可可西里は三江源国家公園にあり、国家一級保護動物であるチベットカモシカの重要な生息地である。毎年5月から7月、青海省の三江源、新疆ウイグル自治区の阿爾金山、西蔵自治区の羌塘からメスのチベットカモシカが可可西里の卓乃湖に移動し、出産後に子供を連れて元の生息地に戻る。

   可可西里は中国で最も面積が広く、標高が高く、青蔵高原の典型的な高地・寒冷地の生態系を保ち、代表的な種が多い世界自然遺産地である。可可西里自然保護区の設立以降、6つの保護ステーションが設置された。スタッフは組ごとに交代で駐屯し、奥地を定期的に訪れ、3日に一度の頻度で小規模な巡回を行い、月に一度は大規模な保護巡回を行い、天候に関わらず一年中休むことなくこの場所を守っている。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年8月16日