「世界一高い橋」の下でアグリテイメント施設経営

   夏の平均気温が19度で「中国の涼しい町」と称される貴州省六盤水市に、高さ世界一の北盤江大橋を見物しに多くの観光客が訪れている。

   北盤江大橋は峡谷で遮断された雲南省と貴州省を繋ぎ、谷底から雲の中に聳え立つ橋の高さは200階建てに相当する565.4メートルに達し、「世界一高い橋」としてギネス記録に認定されている。

   貴州省六盤水市水城区都格鎮龍井村で暮らす馬選軍さんは、橋の下でアグリテイメント施設を経営している。「以前は外出が非常に困難だった。町に行くには山頂まで登り、また降り、4時間かかっていた」と話す馬選軍さんは、地元で「馬兄さん」と親しまれている。大橋の建設は農村の道路建設を促し、交通が便利になると、涼しい気候により観光経済が発展し、村の住民の収入を増やす主なきっかけにもなった。

   大橋がネットで話題になり、観光客も増えた。「馬兄さん」こと馬選軍さんが経営するアグリテイメント施設は、近所にできた大橋のおかげで好調となり、一家の生活も向上した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年8月21日