<河川に沿って新疆を見る>小さなシイタケが大きな産業に

シイタケを収穫する作業員

　新疆崑崙生物科技有限公司は和田(ホータン)県経済新区にあり、玉龍カシュガル川とカラカシュ川の間に位置する。なだらかな地形で、地下水が豊富で、かつカラカシュ川から供給を受ける。同社はこれらの資源を利用し、大型ハウス食用シイタケ産業の発展に取り組んでいる。2021年までに原木しいたけ栽培に1億元を投下し、1500棟のシイタケハウスを作り、袋詰ライン、乾燥ライン、シイタケ調味料生産ライン、有機肥料生産ライン、冷蔵庫などの施設を完成させている。敷地面積は6万8000平方メートル。

　同社が生産するシイタケは新疆でよく売れている。加工・生産するシイタケ調味料はECプラットフォームを通じ全国各地に販売される。同社が今年から生産を始めた乾燥シイタケはカザフスタン、キルギスタン、ウズベキスタンなどの一帯一路沿線国に輸出されている。今年9月までの輸出額はすでに300万元に達している。