ASEAN産ドリアンの越境の旅

   タイ商務省の統計によると、2022年、中国はタイ産ドリアンの最大の輸出市場となり、輸出量は全体の96％を占め、輸出総額は30億9000万ドルに達した。

   ドリアンは東南アジアで「フルーツの王様」と称される。中国では、豊かな食感と独特な風味で消費者から好まれるようになったが、価格が高く、なかなか手を出せない人もいる。

   近年、「地域的な包括的経済連携協定」（RCEP）の効果、中国―ASEAN自由貿易区の建設の推進、西部陸海新ルートなどの連結性プロジェクトの建設に伴い、中国・ASEAN間の貿易規模は拡大している。今年1～5月、広西チワン族自治区のASEANからのドリアン輸入額は前年同期比516%増の32億4000万元に達した。

   中国―ASEAN博覧会などのプラットフォームを通し、より多くのASEAN諸国のドリアンが中国市場に入りやすくなり、消費者も手頃な価格で購入できるようになっている。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年9月20日