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国土と民族

各民族の概況

漢族 人口は約12億人で、中国の主体をなす民族であり、主に黄河、長江、珠江の三つの流域に分布しているほか、全国の大多数の地域にも分布している。漢語は漢族と大多数の少数民族の間で通用している言語である。

蒙古族 人口総数は581万3900人、内蒙古自治区に居住している人口は399万5300人で、蒙古族総人口の68.7%を占めている。このほか、蒙古族の人口が10万人を超える地域は河北、遼寧、吉林、黒竜江、新疆などである。この民族はもともと遊牧民族であったが、いまではほぼ定住している。自民族の言語と文字がある。

回族 人口総数は981万6800人、寧夏回族自治区に居住している人口は186万2500人で、回族総人口の18.9%を占めている。このほか、回族の人口が20万人を超える地区は北京、河北、内蒙古自治区、遼寧、安徽、山東、河南、雲南、新疆である。回族はイスラム教を信仰している。

チベット族 人口総数は541万6000人、そのうちの242万7200人がチベット自治区に居住し、チベット人口総数の52.84%を占め、残りは四川省、甘粛省、青海省、雲南省などに分布しており、ラマ教を信仰し、チベット語とチベット文字を使っている。

ウイグル族 人口総数は839万8400人、そのうち、新疆ウイグル自治区に居住している人口は834万5600人で、ウイグル族総人口の99.36%を占めている。イスラム教を信仰している。ウイグル語とウイグル文字を使っている。

ミャオ族 人口総数は894万100人、貴州省に居住している人口は429万9900人で、ミャオ族総人口の約48.10%を占めている。このほか、ミャオ族人口が10万を超える地域は雲南省、湖南省、湖北省、広東省、重慶市、四川省、広西チワン族自治区。自民族の言語と文字がある。

イ族 人口総数は776万2300人、中国の最も古い民族の一つで、いまは主に雲南省、四川省、貴州省および広西チワン族自治区の北西部に分布しており、広い範囲に分散し、小さな地区に集中して住む特徴がある。自民族の言語と文字がある。

チワン族 人口の最も多い少数民族で、人口総数は1617万8800人、そのうちの1420万7100人が広西チワン族自治区で暮らしており、チワン族総人口の87.81%を占めている。このほか、チワン族人口が10万人を超える地区は雲南省、広東省で、貴州省、海南省、湖南省、河北省で暮らしているチワン族の人口も1万人以上である。チワン語、チワン文字と漢字を使っている。

プイ族 人口総数は297万1500人、大部分は貴州省南部で暮らしており、残りは雲南省、四川省、広西チワン族自治区などで暮らしている。プイ語、プイ文字と漢字を使っている。

朝鮮族 人口総数は192万3800人、主に吉林省延辺朝鮮族自治州で暮らしている。このほか、黒竜江省、遼寧省、内蒙古自治区などにも分布している。朝鮮語と朝鮮文字を使っている。

満州族 チワン族に次いで人口が二番目に多い少数民族で、現在の人口は1068万2300人、主に東北地区に分布しているが、遼寧省が最も多く、少数の人は一部の大中都市に分散して暮らしている。

トン族 人口総数は296万300人、主に貴州省、湖南省、広西チワン族自治区が隣接する地域に分布しており、トン語、トン文字と漢字を使っている。

ヤオ族 人口総数は263万7400人、主に広西チワン族自治区、湖南省、雲南省、広東省、貴州省、江西省などに分布している。自民族の言語があり、ヤオ語と漢字を使っている。

ペー族 人口は185万8100人、大多数が雲南省大理ペー族自治州に暮らしているほか、少数の人たちは貴州省、四川省、湖南省などに分布し、仏教を信仰している。ペー語と漢字を使っている。

トウチャ族 人口は802万8100人、主に湖南省湘西トウチャ族ミャオ族自治州と湖北省恩施トウチャ族ミャオ族自治州に住んでいるが、四川省や貴州省にも分布している。トウチャ語と漢字を使っている。

ハニ族 人口総数は143万9700人、雲南省南部の紅河と瀾滄江の間の山間地帯に住んでいる農耕民族で、「棚田文化」を擁している。自民族の言語と文字がある。

カザフ族 人口は125万500人、その99.57%は新疆ウイグル自治区の一部地域に分布し、残りは甘粛省と青海省の一部地域に分布しており、イスラム教を信仰している。自民族の言語と文字がある。

タイ族 人口は115万9000人、雲南省のシーサンパンナとその他の一部地域に居住し、大多数の人は南方仏教を信仰している。タイ語、タイ文字と漢字を使っている。

リー族 人口は124万7800人、主に海南省の中南部地域に分布している。リー語、リー文字と漢字を使っている。

リースー族 人口は63万4900人、主に雲南省北部および雲南省と四川省が境を接するところに住んでおり、自民族の言語と文字がある。

ワ族 人口は39万6600人、主に雲南省の南西部に分布しており、自民族の言語と文字がある。

シェ族 人口は70万9600人、主に中国東南部の福建省、浙江省の広大な山間地帯に分布し、残りは江西省、広東省、安徽省などに分布している。漢語を使っている。

高山族 その40万の人口は主に台湾省中部の山間地帯と東部の谷間の平野部に住んでおり、台湾島内の主な少数民族である。少数のものは福建省、浙江省などの沿海地域に分散して住んでおり、自民族の言語がある。

ラフ族 人口は45万3700人、主に雲南省南西部の瀾滄江流域に住んでおり、自民族の言語と文字がある。

シュイ族 人口は40万6900人、主に貴州省南東部に住んでおり、少数の人は広西チワン族自治区西部に分散して住んでいる。シュイ語と漢字を使っている。

ナーシー族 人口は30万8800人、主に雲南省麗江地区に住んでいる。同民族が千年余り前につくった東巴(トンパ)文字はいまでは世界で唯一ので完全な形で保留されている象形文字である。ナーシー語と漢字を使っている。

トンシャン族 人口は51万3800人、主に甘粛省に住んでいるが、一部の人は青海省、寧夏回族自治区、新疆ウイグル自治区の一部地域に住んでいる。トンシャン語と漢字を使っている。

ジンプォ族 人口は13万2100人、同民族の先住民はもともと青海・チベット高原南部に住んでいたが、後に南部に移住することになり、いまは主に雲南省西部の一部地域に住んでいる。自民族の言語と文字がある。

プーラン族 人口は9万1900人、主に雲南省シーサンパンナ・タイ族自治州のもう海県とその周辺地域に住んでおり、プーラン語と漢字を使っている。

キルギス族 人口は16万800人、遊牧をやめて定住するようになった少数民族で、主に新疆ウイグル自治区の南西部に住んでいる。自民族の言語と文字がある。

トウ族 人口は24万1200人、主に青海省東部に住んでおり、トウ語と漢字を使っている。

ダオール族 人口は13万2400人、主に東北地区の嫩江両岸一帯および新疆ウイグル自治区のターチョン地区に分布しており、ダオール語と漢字を使っている。

ムーラオ族 人口は20万7400人、90%が広西チワン族自治区北部の山間地帯の羅城ムーラオ族自治県に住んでいる。ムーラオ語と漢字を使っている。

チャン族 長い歴史をもつ民族で、3000余年前の殷代の甲骨文にチャン人に関する記載がある。人口は30万6100人、主に四川省アバ・チベット族・チャン族自治州茂汶県に住んでいる。チャン語と漢字を使っている。

サラ族 人口は10万4500人、主に青海省、甘粛省、新疆ウイグル自治区の一部地域に住んでいる。サラ語と漢字を使っている。

タジク族 人口は4万1000人、新疆ウイグル自治区南西部のパミール高原に住んでおり、主に牧畜業に携わっているが、農業にも携わっている。タジク語とウイグル文字を使っている。

マオナン族 人口は10万7200人、主に広西チワン族自治区北西部の環江県一帯に分布しており、マオナン語と漢字を使っている。

コーラォ族 人口は57万9400人、主に貴州省務川コーラォ族自治県と道真コーラォ族・ミャオ族自治県に住んでおり、残りは雲南省や広西チワン族自治区などに住んでいる。コーラォ語と漢字を使っている。

シボ族 人口は18万8800人、主に新疆ウイグル自治区イリ地区チャブチャル・シボ族自治県と遼寧省、吉林省、黒竜江省などに分布しており、自民族の言語と文字がある。

アチャン族 人口は3万3900人、雲南省徳宏タイ族・ジンプォ族自治州の隴川県と梁河県に住んでおり、その多くはタイ族や漢族などの民族と集落を別にして住んでいる。アチャン語と漢字を使っている。

プミ族 人口は3万3600人、主に雲南省北西部の山間地帯に住んでいる。先祖は西北地区から移住してきたもので、移住距離が最長の少数民族の一つである。プミ語と漢字を使っている。

ヌー族 人口は2万8800余人、主に雲南省の怒江両岸地帯で他の民族といっしょに暮らしている。ヌー語と漢字を使っている。

ウズベク族 人口は1万2400余人、主に新疆ウイグル自治区の南部と北部で、ウイグル族やカザフ族と仲良く暮らしており、自民族の言語と文字がある。

ロシア族 中国国内にいるロシア族は1万5600人、主に新疆ウイグル自治区のイリ、ターチョン、アルタイ、ウルムチなどの地に住んでおり、残りは黒竜江省や内蒙古自治区に住んでいる。自民族の言語と文字がある。

オウンク族 人口は3万500余人、主に内蒙古自治区ホロンバイル盟と黒竜江省の一部地域に分布しており、中国でトナカイを飼育している唯一の民族である。自民族の言語があり、蒙古文字と漢字を使っている。

パオアン族 人口は1万6500人、甘粛省内に住んでいる。この民族は元代以降、イスラム教を信仰する蒙古人が回族、漢族、チベット族、トウ族と長期にわたって往来する中で、婚姻を通じて次第に形成された新しい民族である。パオアン語と漢字を使っている。

デアン族 人口は1万7900人、主に雲南省に分散して住んでおり、デアン語と漢字を使っている。

ユイクー族 人口は1万3700余人、主に甘粛省粛南ユイクー族自治県と酒泉市黄泥堡ユイクー族郷に分布している。ユイクー語と漢字を使っている。

タタール族 人口は4900人、主に新疆ウイグル自治区のイーニン、ターチョン、ウルムチに住んでいる。イスラム教を信仰し、自民族の言語と文字がある。

ローバ族 人口は3000余人、チベット自治区ニンチ地区のマイリン、メド、ザイュ、リューンゼー、ナンなどの県に住んでいる。中国で人口の最も少ない少数民族である。自民族の言語があり、ローバ語、チベット文字と漢字を使っている。

ジーヌオ族 人口は2万900人、雲南省シーサンパンナ・タイ族自治州景洪市のジーヌオ民族郷に住んでいる。ジーヌオ語と漢字を使っている。

トーロン族 人口は7400人、主に雲南省西部の独竜河両岸地帯の渓谷に住んでいる。トーロン語と漢字を使っている。

オロチョン族 人口は8200人、主に内蒙古自治区ホロンバイル盟に分布している。オロチョン語と漢字を使っている。

ホーチォ族 人口は4600余人、主に黒竜江省東部の黒竜江とウスリー江沿岸地帯に分布しており、中国で漁業を生業としている唯一の民族である。ホーチォ語と漢字を使っている。

メンパ族 人口は約8900人、主にチベット自治区のメド県とツォナ県に分布している。自民族の言語があり、チベット文字を使っている。

ジン族 人口は2万2500余人、主に広西チワン族自治区南部の防城港市の万尾、山心、巫頭、潭吉など4つの村に居住している。自民族の言語があり、漢字を使っている。

注 上記の少数民族の人口の数字は2000 年の第 5 回全国国勢調査のデータである。

「チャイナネット」2008年1月

 

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