農　業

2006年は社会主義の新農村建設の政策を実行に移すうえでの最初の年であり、中国の農業は極めて大きな発展をとげている。年間の穀物作付面積は1億538万ヘクタールで、前年より110万ヘクタール増え、綿花作付面積は540万ヘクタールで、34万ヘクタール増え、搾油作物作付面積は1380万ヘクタールで52万ヘクタール減り、製糖作物作付面積は178万ヘクタールで、22万ヘクタール増え、野菜栽培面積は1818万ヘクタールで、46万ヘクタール増えた。

2006年の穀物収量は前年より1344万トン増の4億9746万トンで2.8％増え、綿花収穫量は673万トンで17.8％の増産となり、搾油作物収量は3062万トンで0.5％の減産となり、製糖作物収量は1億0987万トンで、16.2％の増収となった。

2006年の主要農産物収量及び増加率

        （単位　万トン）

2006年の肉類総生産量は8100万トンで、前年より4.6%増加し、そのうち、ブタ肉、牛肉、ヒツジの肉はそれぞれ4.3％、5.3、7.8％増であった。年間の水産物水揚げ量は2.8％増の5250万トンに達した。年間の木材生産量は40.3%増の7800万立方メートルとなった。

2006年の有効灌漑面積は108万ヘクタール、節水灌漑面積は128万ヘクタールで、それぞれ新たに増加した。

2006年1月1日から「農業税条例」を廃止し、農業税を全面的に撤廃した。この措置によって、農民の負担軽減額は1265億元に達し、一人当たり約120元が軽減されたことになる。農業をサポートするため、「三農」（農業、農村、農民）問題解決のための中央の2006年の財政支出は3397億元に達した。

「チャイナネット」2008年1月