義務教育段階における生徒募集に新たな突破 2006年には、小学校の生徒募集数は減少し続けることから増加へと変わり、全国の小学校の生徒募集数は1729万3600人で、05年より3.45%増の57万6100人増となった。 生徒募集数の増加は主に農村部に現われている。2006年の全国農村部の生徒募集数は1461万800人で、05年より4.78%増の66万7100人増えた。全国には、農村部の小学校の生徒募集数がいくらか増えた省は23で、河北、河南、湖南、福建、山東、四川の6省の増加数は6万人を上回っており、全国の約70%を占めている。そのうち、河北、福建、湖南の3省の農村部では、小学校の生徒募集数は前年より10%以上増えた。 2006年、小学校の女子生徒の純入学率は99.29%に達し、男子生徒より0.04ポイント高く、これは中国史上初めてのことである。 また、全国の中等学校(職業中等学校を含む)は生徒を1929万5600人募集し、前年より58万200人減少したものの、小学校の卒業生を上回ったことも、中国史上初めてのことである。中等学校の生徒募集数が小学校の卒業生を上回った主だった原因は、国が農村部での義務教育に対し無料と寄宿補助の政策を実施するとともに、寄宿制中等学校の建設を強化したことで、小学校の新卒者と既卒者の中等学校に進学する意欲が大いに高まったことにある。 「チャイナネット」2008年1月 |