12日午後2時28分――四川大地震が起こったあの時から、どれだけの人々が被災の状況に心を痛めているのだろうか。どれほどの人々の生活が地震によって変わったのだろうか。「中国青年報」が伝えた。 外交学院の修士課程生の石岩さんは四川大地震が起こった後、ニュースから目が離せなくなった。震災発生から10日余りがたった日、インターネットのニュースサイトを無理やり閉じ、以前大好きだったネットショップ「淘宝網」のページを開いた。華やかな衣類や化粧品などの画像がいつもと同じように画面に現れたが、石さんの気持ちはこれまでとは全く違っていた。「以前の私は外を飾ることばかり考えていました。前から目をつけておいた400元のサンダルも買いたいという気持ちが少しもなくなっていたんです」。石さんはサンダルを買うためにためたお金を全て被災地に寄付することに決めた。「人生で一番大切なのは平安と健康だということがやっとわかりました。心の充実は物質的な満足によっては得られません」。 中国青年報と捜狐教育チャンネルが共同で行ったオンライン調査(4309人回答)によると、「地震で生活が変わった」という人は88%、「変わらなかった」という人はわずか8.9%にとどまった。地震後、「よりいっそう命を大切にし、勉強や仕事に励み、より大きな価値を生み出そうという気持ちになった」と答えた人は82.1%、「より多くの思いやりを捧げて、助けの必要な人に手を差し伸べたくなった」と答えた人は70.7%、「人生は苦しく短いものなので、人生の快楽をより享受しなければという気持ちになった」という人は28.5%だった。 「人民網日本語版」2008年5月30日 |