広州市の北京路に15日、香港からの免税品を専門に取り扱うショッピングセンター「香港零関税商品城」がオープンした。こうした施設の設置は中国大陸部で初めて。テナント数は109店舗で、出店者の多くが香港の経営者だ。
同施設は、香港との経済貿易関係緊密化協定(CEPA)の実施で香港製品への関税免除措置が適用されることを受け、広州市政府により設立された。大陸部と香港の経済貿易協力の促進が狙い。香港製品にとっては、広州や珠江デルタ地区における販売拠点となり、広州市民にとっては、本物の香港製品を広州を出ずに入手できる場となる。