香港特別行政区の董建華行政長官はこのほど、「経済協力協定(CEPA)の推進で進展があった」と述べ、中央政府との間で得られた金融面での合意について、次のように説明した。
(1)人民元オフショア業務の開放について、中央政府は香港への認可を優先的に考慮する。
(2)条件を満たした大陸企業の香港市場上場を積極的に支援する。
(3)中央政府は、預金、送金、両替、クレジットカード業務など、香港の銀行による個人対象の人民元業務について、試験的取り扱いの認可を検討する。
(4)大陸部の保険会社に対する香港の保険会社の持ち株比率を、現在の上限15%から引き上げることを検討する。
現在のところ、これらの措置の実施に関する具体的なスケジュールは示されていない。
「人民網日本語版」2003年7月28日