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チベットの民族、人口と宗教 |
発信時間: 2009-03-30 | チャイナネット |
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◇民族構成
チベット族はチベット自治区の主要な民族であり、全国の約2分の1のチベット族の人口がチベット自治区に住み、そのほかは主に、青海、甘粛、四川、雲南などの各省に分布している。チベット語と漢語で書かれた歴史文献の記載によれば、その発展の過程でチベット族に前後して融合した民族は、漢族、蒙古族、満州族、チャン族、ナシ族などである。と同時に、一部のチベット族の人口は長い歴史の流れのなかで、漢族、蒙古族、回族、チャン族、ナシ族などの中に融合した。 ◇人口状況 2007年末、チベットの総人口は284万1500人であり、そのうちチベット族おようびそのほかの少数民族の人口は95%以上を占める。1951年のチベット平和解放時に比べると、人口は170万600人増加しており、出生率は千分の16.4、死亡率は千分の 5.1、自然増加率は千分の11.3となった。人口の平均寿命は、35.5歳から現在の67歳になっている。 80歳から99歳までの高齢者が1万9500人おり、百歳以上の高齢者は79人。これはチベットの歴史上、百歳以上の高齢者がもっとも多い時期であり、百歳を超える高齢者の最も多い省・自治区の一つになっている。 ◇チベットの宗教
チベットの宗教は、主にチベット仏教、ボン教、民間宗教の3種から成り、このほかにイスラム教、カトリックがある。今日のチベット自治区にはチベット仏教寺院が1700カ所余りあり、寺院内に暮らす僧尼が約4万6000人いる。ボン教の寺院は約88カ所、僧侶は3000人余り、活仏が 93人、信徒は13万人以上である。イスラム寺院は4カ所あり、イスラム教徒は約3000人余り、カトリック教会堂は1カ所、信徒は700人余りである。 ◇宗教信仰の自由 チベットの民主改革後、チベットの僧侶と俗人は、人身の自由と宗教信仰の自由を真に獲得した。人々は僧尼になる自由があり、僧尼も還俗する自由がある。寺院の僧尼は、民主選挙を通じ、民主管理委員会または民主管理小組を組織し、宗教事務を自ら管理し、仏教行事を自分たちで行っている。統計によると、現在、チベットの僧尼は4万6000人であり、チベット総人口の1.7%を占めている。僧尼は「学経」「辯経」「灌頂」「授戒」などの活動と儀式を行い、「念経(読経)」「祈福」「消災」「摸頂」「超度亡霊」などの法事も正常に行なわれている。 「人民中国インターネット版」より 2009年3月30日 |
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