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中国を透視する その一問一答
前書き

中国経済の急速な発展と国力の増強に伴い、国際社会での新たな「中国ブーム」は2005年から今日まで続いており、しかも高まり続けているのは前例のないことである。生じた変化は西側メディアの中国への関心の程度に表れているだけでなく、それは従来の政治制度や宗教・人権、経済貿易から科学技術、文化・教育、社会生活へと変わり、さらには一般庶民の生活までもが関心を寄せる話題となり、同時に報道の数や分野、内容も絶えず拡大して豊富になってきた。

中国が世界からますます注目されるのはいいことだが、文化的背景や価値観に差異があるため、経済が急速に発展する中国に対して、外国では懸念を示す人が多いことにも目を向けるべきである。例えば、「中国経済はなぜ目覚ましく発展するのか」「経済発展のスピードは持続できるのか」「エネルギー需要の増大と環境汚染は国際社会にどのような影響をもたらすのか」「中国は先進国か」「中国は国際的な枠組みの中で平和的に発展できるのか」「中国の国防の近代化は他国に脅威をもたらさないか」などである。

中国経済は連続20年余りにわたって急成長を続けてきたが、根本的に言えば、依然として発展途上国である。先進国に比べ、1人当たりの国民総生産(GNP)で大きな格差があるだけでなく、地方の発展でも深刻なアンバランスが存在し、また人口と資源、経済発展と生態環境の間の矛盾も際立っており、これらが今、中国の将来の発展を制約する要素となっている。

世界に真の中国を知ってもらうため、われわれは本書を編集し、問答形式で、中国の「民主政治と政党、体制改革と社会、宗教、人権、チベット、台湾、外交と国防、経済建設と企業、対外開放と外資、金融、外貨、保険、教育、科学技術、衛生、環境保護、人民の生活、農業、農村、農民」などの面での改革と発展の状況を記述し、全面的かつ多角的に世界に真の中国を紹介することにした。

中国は歴史上、苦しみをしばしば経験してきたが、調和という理念は一貫して中国文化に深く根を下ろしている。中国は世界が必要であり、世界も中国が必要としている。新しい世紀に、中国は調和の取れた社会の構築に力を入れ、調和の取れた世界を積極的に提唱し、発展途上の大国として、自国の地位にふさわしい国際的な責任を担い、人類の素晴らしい未来を建設するためますます大きな役割を果たしていくだろう。

 

「チャイナネット」2008年4月

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