北京大学とアメリカのミシガン大学は21日、北京で、「計量社会学研究プロジェクトを合同でスタートさせる」と発表し、科学的なデータを用いて経済の発展が社会や個人にもたらす影響を調べるため、中国の家庭を対象に合同でアンケート調査を行うことになった。
同プロジェクトの責任者の1人で、人口学者の謝宇氏は、「この種の計量社会調査は、人々の生活状況に対する正確で、科学的な記録であり、人々の生活、教育、就業、養老などの社会問題をよりはっきりと理解することにプラスとなる。また、それにより、政府がより効果的な公共政策制定に正確なデータを提供することができる」と述べた。
計画によると、来年の8月から、河南省と遼寧省で2年ごとに1回の追跡調査を行い、約1万世帯の社会、経済、教育、健康などの状況を計量社会学的なデータとして記録し、社会科学研究のためのデータを提供することになっている。
「CRI」より2005年6月22日