「12・13―中国侵略日本軍南京大虐殺史実展」が10日、北京の中国国家博物館で開幕した。江蘇省共産党委員会と同省人民政府の主催、南京市共産党委員会と同市政府、江蘇省共産党委員会宣伝部の運営で開かれ、期間は20日間。1500平方メートルの展示フロアに写真600枚余り、資料753件を展示している。構成は「南京陥落」「南京大虐殺」「国際安全区内での暴行」「歴史の記録」「歴史の審判」「歴史の証人」「歴史の啓発」。
侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館(南京大虐殺記念館)の朱成山館長は、今展覧会の大きな特徴として次の3点を挙げた。
(1)史料の信頼性:いずれの展示品も長年をかけて国内外で収集された歴史記録や実物資料だ。米国・英国・ドイツ・日本・デンマークなど海外で得られた貴重な写真や展示品も多くあり、説得力ある史料だ。
(2)豊富な展示品:展示品の80%以上が初公開だ。
(3)斬新な展示手法:写真と実物資料、貴重な歴史資料とマルチメディア検索機能を組み合わせている。また、音響・照明・電子による特殊効果を駆使した新しい手法を採用し、展示効果を高めている。
「人民網日本語版」2005年8月10日