中国社会科学院社会学所元所長の陸学芸氏は14日の「第2回中国欧州政府管理ハイレベルフォーラム」に際してインタビューに応じ、「中国社会の中産階級の年間増加率が1%であることを基に計算すると、中国の中産階級は20年以内に、就業人口総数の40%を占めることになる」との見方を示した。
陸氏は社会科学院の研究報告書を引用し、「現在のところ、中国社会の階層構造のうち、農業労働者階層が就業人口総数の42.9%を占める。中間階級はわずか20%だ」と述べた。
陸氏はまた、「国や地域では、中産階級が人口の40%に達すると、政治や経済が相対的に安定し、社会秩序も比較的よくなり安定し、社会もバランスが取れた状態になる」と説明している。
「人民網日本語版」2005年9月15日