衛生部は25日、国連エイズ計画(UNAIDS)や世界保健機関(WHO)と共に「2005年 中国のエイズ状況と対策事業の進展」を発表した。これによると、05年末時点の中国国内のHIV感染者とエイズ発症者は約65万人で、03年より19万人減少。うち発症者が約7万5千人で、感染率は0.05%となった。05年の新たな感染者は約7万人、死亡は約2万5千人。感染源は性交渉が49.8%、薬物注射が48.6%、母子感染が1.6%で、薬物と性交渉が主要感染経路となっている。
中国国内の発症・死亡報告数はここ2年で大幅に増加。一部の感染者は発症のピーク期を迎えた。04年から05年に報告された発症者数は累計報告数の60.7%、死亡者数も同63.4%を占めた。
「人民網日本語版」2006年1月26日