全人代代表の韓正上海市長は7日、記者の質問に答え「上海はディズニーランド建設の条件が整っており、現在、建設に向けた準備作業を進めている。国務院と中央政府の決定を最終的に待ちたい」と述べた。上海市長が、ディズニーランド建設の情報に対し回答するのは初めて。
韓市長によると、上海はディズニーランド建設を早くから希望しているが、建設を始める具体的な時期はまだ確定していないという。韓市長はまた「上海はディズニーランド建設に適切な条件を備えており、関係方面で各種の準備作業が進んでいる。最終的には中央と国務院の決定を待ち、国務院の決定に従いたい」と述べた。
「香港ディズニーランドと競争にならないか」という記者の質問に、韓市長は「香港とは協力関係を築きたい。経済貿易緊密化協定(CEPA)の枠組みによる上海と香港の協力は順調に進展している。この協力は、ビジネス・人材など各方面にわたる。現在、既に1千人以上の香港人がこの枠組みに基づいて上海で働いている」と応じた。
昨年以来、米国のディズニーランド社が、香港に続いて中国大陸部でもディズニーランド建設の意志があるとの情報があった。上海市政府はこれまで明確な回答をしておらず、今回の韓市長の回答で上海側の考えが初めて示された。
「人民網日本語版」 2006年3月7日