京劇面がデザインされた電動バスが18日、北京にお目見えした。京華客車公司の設立50周年を記念して、2008年のオリンピック専用車基準をもとに設計された。五輪終了後は軌道を必要としない電動バスとして、街中でも運行される予定。
この電動バスは、北京五輪専用電動車の候補車2車種のうちの一つ。「京劇面イメージと公共車両の結合」をテーマに設計・製造されたもので、正面を遠くから見ると人の顔のように見える。車体の側面後方にも大きな京劇面が画かれた。
面の人物は三国志の蜀漢の名将、「武」に秀でた関羽と「文」に秀でた姜維のイメージを合成したものという。2人の文武の融合は、中国人の勇敢さと智恵を体現している。
これら候補車は今後、北京五輪委員会などの関係部門に引き渡され、選定を待って適当な調整が施される。オリンピックでは会場内の選手やスタッフの移動用に、大会終了後は市民の足として活躍することになる。
写真:初公開された北京五輪の専用電動バスの候補となっている2台(モデル車)。専門家の評定を待って、2008年にはオリンピック会場で50台が行き来することになる。
「人民網日本語版」2006年12月19日