国家安全生産監督管理総局と監察部は21日、今年に調査・処理し判決が下された2004年11月からの特別重大事故11件を通達した。
国家安全生産監督管理総局の李毅中局長はこの11件の事故について、発生場所および事業者の生産における安全性の確保に大きな問題があったとの見方を示し、次のように指摘した。
(1)一部の事故は企業と経営者が法律を無視し、違法に生産することで引き起こされた。11件中4件が違法生産であった。
(2)事故を起こした事業者は考えが麻痺し、安全を無視し、管理は乱れ、著しく規則に違反する作業をしていた。
(3)事故発生の地域および関係部門は中央の政策をしっかり履行しておらず、「上に政策あれば、下に対策あり」を実行しているところまであった。
(4)一部の事故の背後には職務怠慢、汚職、権力と金銭の取引、官と商が結託するなどの重大な腐敗問題があった。
「人民網日本語版」2006年12月22日