「中西部地域高等農業院校2007年度卒業生求人説明会」が7日午前、陝西省西安市の西北農林科技大学で行なわれた。その際、同市の郊外扶風県にある古刹・法門寺からの求人に多くの注目が集まった。法門寺は寺院の管理部門に博士学位取得者2人及び大卒生を公開募集し、約60人の応募があった。「華商報」が伝えた。
法門寺は後漢(25~220年)の末に創建され、1700年の歴史を有し、釈迦の真身舎利(遺骨)を安置していることで名高い。法衣に身を包んだ賢空法師は、「ここ数年、海外との交流が深まるに伴い、広報、接待、管理などの面での優秀な人材が必要となってきた。初めての大卒生募集にあたって、我々は1年余の下準備をしてきた」と、今回の説明会に参加した意図を語った。
同寺の求人募集は同日夜に締め切られ、9人の応募者が内定を受け取った。今回、博士取得者の応募は一人もないことから、同寺の計画は実現しなかったが、修士学位取得者10人が応募し、面接の結果4人が採用された。そのほか学部卒者5人が面接試験をパスした。
「人民網日本語版」2007年1月8日