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北京市、暖冬で砂嵐多発も 重度の大気汚染を警戒

「北京晨報」によると、北京環境保護局の史捍民局長は6日の「北京市環境委員会第4回5次会議」の席上で、2007年の北京市環境保護活動計画を発表した。会議では「第13段階大気汚染抑制措置」と「重度の大気汚染対応マニュアル」について討論された。中国新聞社のウェブサイト「中国新聞網」が伝えた。

今冬の暖冬について北京市の吉林・副市長は6日、「北京および周辺地域は雨(雪)不足となっており、例年の天気から見ると、これは春の砂嵐を激しくする要因となる」と述べた。

中国の西北地域でこのほど、今年初の砂嵐が観測されたが、これは近年ではもっとも早い観測となった。吉副市長は「北京市は異常気象が発生しやすく、気候条件の悪化により砂嵐が多発する。今冬は暖冬なので砂嵐対策は楽観視できない」と述べた。

同市の2006年は、砂嵐とその他の悪天候の影響により、大気環境レベル5級(重度の汚染)以上の天気が頻発し、最近6年間で重度の大気汚染が最も多く発生した年となった。史局長は6日、2007年の取組みと主要任務を発表し、「大気汚染がひどい日には、すぐに重度の大気汚染対応マニュアルを発動し、ニュースなどのメディアを通じて早期警報をだし、市民に注意を呼びかける。そのほか、関係部門は緊急対応措置を取り、工事関連、金属製錬、電力、建材、化学工業企業や自動車などに対する汚染物質排出抑制を重点的に強化する」と述べた。

「人民網日本語版」2007年2月7日

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