青海省の外事・華僑事務弁公室によると、日本政府の「利民プロジェクト」はこのほど、同省の農村地域にある小学校4校の校舎建設やその他の学習環境整備のために、280万元を寄付した。「新華網」が伝えた。
寄付を受けたのは玉樹蔵族(チベット族)自治州称多県文楽小学校、海東地区化隆回族自治県群科鎮中心小学校、海北蔵族自治州門源回族自治県紅牙合小学校、黄南蔵族自治州同仁県曲庫乎郷多哇寄宿制学校。4校は僻地にあり、いずれも校舎面積の不足や老朽化、教材や器材の不足などの問題を抱えていた。「利民プロジェクト」では校舎の修繕や増築に資金を援助し、現地の子どもたちの生活と学習環境を改善した。
「利民プロジェクト」は1990年から2006年3月までに、中国各地で774の無償援助を実施してきた。インフラ建設や教育、農業、医療、文化などの各分野に総額4億2千万元を提供した。青海省では基礎教育や民生環境整備などを中心に、あわせて15プロジェクトが実施され、現地の教育環境改善に貢献している。
「人民網日本語版」2007年2月7日