香港特別行政区では2006年、身体障害者の就業率が67.5%に達し、過去最高を更新した。平均月収は約4200香港ドル(約6万4千円)で、前年に比べ5~6%増加した。新華社のウェブサイト「新華網」の「香港要聞」が伝えた。
香港紙「明報」によると、香港特区政府労工処展能就業科の周祥発主管によると、少なからぬ雇用者が障害者の雇用を感が始めている。同科が取り扱った障害者向け求人は05年の9144件から06年は9737件に増加し、うち事務職は4091件、専門的技術職は1751件に上り中心を占めた。
06年の障害者の平均月収は前年比5~6%増加の約4200香港ドルで、高い学歴や技能が求められる一部の職種では9千~1万香港ドル(約13万8千円~約15万3千円)に達するケースもみられた。
雇用者の障害者雇用を促すため、労工処は昨年4月、障害者の就業や能力発揮を促進するプランを打ち出した。同プランに基づき、雇用者は障害者を1人雇用するごとに、3千香港ドルを上限として、同障害者の月給の半額分の特別手当を受け取れるようになった。
「人民網日本語版」2007年2月21日