先ごろ、中国青少年研究センターは報告を発表し、配偶者選択の困難が青年の恋愛結婚の主要な問題となっているが、これは男女出生性別比率の差異、交際範囲の制約、女性の要求度の高さが主要な原因であると述べた。
この報告によると今後の一定期間、男女出生性別比率の差異が原因で男性の配偶者探しが困難になる。統計によると、同年齢のグループの中で、独身男性の比率は独身女性に比して圧倒的に大きい。この数年、中国の人口出生性別比は依然としてアンバランスな現象が続いており、第五次人口センサスの結果では、中国の新生児性別比は117:100に達している。
人口学的統計から見ると、中国の人口男女性別比の差異は顕著である。20世紀70年代以降の出生率下降と80年代以降の出生人口性別比のアンバランスの影響を受け、1970年代以降に出生した男性は深刻な結婚問題に直面している。
これから分かるように、現在或いは将来の一定期間、多くの男性が同年齢グループの中からは配偶者を探すのが難しくなる、とテーマ課題グループメンバー、中国青少年研究センターの陳晨助理研究員は説明してくれた。
報告では、大きな仕事のストレス、交際範囲の制約も配偶者探しを困難にしていると指摘している。報告が引用している調査では、58.6%の人が「交際範囲が狭すぎる」のは自己或いは身の回りの人が今も独身であることの主要な原因であると認識している。「仕事が忙しくて時間が無い」を選択した人も27.1%に達している。
青年は仕事が忙しく、交際範囲が狭く、交際に慣れておらず、同時にまた自由恋愛を信じて疑わず、「家族の紹介で見合い―独自にデート―結婚」という伝統的方式を嫌っていることも、仕事をしている青年の配偶者選択をさらに困難にしている。また女性の期待が高いことも配偶者探しが難しくなる原因の一つである。
「チャイナネット」2007/02/27