衛生部疾病予防抑制局と国連児童基金(ユニセフ)はこのほど、「出産適齢期女性の栄養行動計画」を共同でスタートさせた。同計画の趣旨は、栄養に関する情報を提供することで、出産適齢期にある20~35歳の女性の、自身および次世代の栄養と健康状況に対する科学的な認識を高め、栄養に関わるマイナス影響を軽減させることにある。
2005年の時点で、中国の出産適齢女性は3億6千万人あまり。このうち20~35歳の女性は1億5千万人、誕生した新生児は1400万人あまりという。栄養が、出産適齢女性および次世代の健康に対して及ぼす影響は極めて大きい。多くの出産適齢女性は栄養に関する科学的知識が乏しいため、自身の食事バランスを省みることなく、問題はかなり深刻な状況にある。妊娠初期における胎児の発育状況と成人後の慢性病発生は深い関連性があり、妊婦の栄養状況は胎児の初期発育に直接関係すると世界保健機関(WHO)専門家は指摘している。
「人民網日本語版」2007年3月9日