第2次大戦中に日本へ強制連行され、労働を強いられた中国人の元労働者が16日、日本の最高裁判所で陳述し、裁判所に対し公正な判決を求めるとともに、歴史を歪曲するような誤った判決をしないように求めた。
最高裁の第二小法廷ではこの日の午後、「西松組(現・西松建設)による中国人労働者強制連行」訴訟についての弁論が行われ、元労働者の中国人・宋継尭さんと邵義誠さんが陳述した。2人は、最高裁は歴史的事実を正視し、公正な判決を下し、中国人労働者のために公平を取り戻して欲しいと希望した。
同訴訟の判決は4月27日に予定されている。
「人民網日本語版」2007年3月17日