中国社会科学院はこのほど、「2007年都市競争力青書」を発表、中国の200都市(地級以上)の総合競争力が示された。トップ10入りした都市は順に、香港、深セン、上海、北京、広州、台北、無錫、蘇州、佛山、澳門(マカオ)。
「青書」では、市場規模、経済成長、生産効率、資源節約、経済構造、生活水準の6方面から、200都市の2007年総合競争力に対して、客観的データによる定量分析が行われた。
「青書」での都市競争力比較により、中国大陸部と香港・澳門・台湾地域には、異なった特徴と情勢が見られることが判明した。台湾地区の一部都市は2005年に比べ、疲弊状態を呈しており、2006年の競争力ランキングは著しく落ちた。浙江省の都市の競争力はやや下がった。渤海周囲都市の競争力は目立って上昇している。
「青書」ではまた、都市ブランドの形成方法に対する実例研究も行われた。これによると、ブランド化効果が得られた都市は以下の17都市。
・ビジネスブランド:香港、紹興、南京、南昌、厦門(アモイ)
・旅行ブランド:杭州、寧波、深セン、上海
・暮らしブランド:威海、成都、南通、珠海
・原産地ブランド:北京、青島、泉州、重慶
「人民網日本語版」2007年3月27日