香港市区重建局はこのほど、これまでで最大の再建プロジェクトとなる「観塘市中心再建計画」を実施し、約4500人に補償と公共住宅が提供され、これにより生活環境の改善が図れると発表した。
同局地区発展の李敬志総監は先日「観塘市中心の敷地面積は5.3ヘクタールで、公共交通や診療所など区内の60万人にサービスを提供している。メディアの報道によると、建物24棟、1600以上の所有権、約1800世帯、300店舗が再建計画に関係してくるとしており、その買い上げの補償額は130億香港ドルに達し、再建にかかる総コストは300億香港ドルになる見込み」と述べた。
プロジェクトの規模が大きいため、少なくとも10~12年以上の期間をかけて段階的に再建計画を完成させる予定。同局は3週間後に都市企画委員会に発展計画の見取り図を提出し、法定の企画手続きと第5回市民説明会を実施する予定。現在観塘再建区内に住む住民の建物は大部分がひどく痛んでいる。
「人民網日本語版」2007年4月2日