第2回「日本人の中国語作文コンクール」がこのほど行われ、安部京さん(9歳)が両親と一緒に訪れた上海での3年間にわたる生活・勉強の楽しい思い出をつづった作品が最優秀賞を受賞した。3月30 日に東京で開かれた表彰式で、安部さんは中国語でスピーチし、正確な発音と流暢さに熱い拍手が送られた。スピーチの日本語訳は次のとおり。
私は安部京といいます。天安門の「安」、部長の「部」、北京の「京」です。第2回「日本人の中国語作文コンクール」で中国大使賞をいただいて嬉しく思います。上海で3年間生活し、去年の7月両親と日本に戻りました。上海には高層ビルがたくさんあって、いきいきとしています。学校は学生にとても厳しく、私は体育、英語と算数が好きです。中国語は難しいけれど、先生と両親が助けてくれました。とても感謝しています。中国での生活はとても楽しかったです。
コンクールは日本僑報社が主催。小学2年生の安部京さんと会社員の大庭美樹子さんが、学生部門と社会人部門の最優秀賞「中国大使賞」をそれぞれ受賞し、駐日中国大使から賞状が授与された。
コンクールには計 228作品が寄せられた。日本全国からの応募に加え、北京、上海、香港など中国の都市10カ所で仕事や勉強などのために生活する日本人からの応募もあった。受賞者36人のうち、最年少は9歳、最年長は76歳だった。第3回コンクールへの募集は4月にスタートする。
「人民網日本語版」2007年4月2日