北京首都国際空港のセキュリティ・チェックで3月31日、ある外国人男性の荷物から中国白酒が見つかった。中国白酒が大好物のこの男性は、「損」したくないがゆえに、このうち1本を一気飲み、酔っ払って首都空港の警察に病院へ送り込まれる羽目になった。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
3月31日8時、ある外国人男性がCA1307便で深センに向かおうとしていた。セキュリティチェックの際、検査係員は彼の手荷物に600ml入り白酒2本を発見した。関連規定では、白酒の機内持ち込みは禁止されており、託送手続を取る以外に方法はない。同フライトの託送手続が締め切られていたため、係員は彼に事情を説明した。彼は、自分がどれだけ白酒を好きかについて強調し、1日も飲まない日はなく、なんとか機内に持ち込みたいと粘った。この要求が拒絶されると、彼は2本のうち1本の栓を開け、白酒を一気に飲み干した。2本目を飲もうとしたとき、検査係員が止めた。
10分後、係員が彼を搭乗口まで連れていった。8時50分、CA1307便は離陸した。その後、酒気を帯び、長椅子に横になり訳の分からないことをつぶやき、意識朦朧状態の彼を国際航空公司の職員が発見した。空港ターミナル派出所の警察はただちに救急センターに連絡、彼を担架に乗せ、中日友好病院に搬送した。
医療関係者の診断では、この旅客は泥酔しているだけで、命に別状はないという。
「人民網日本語版」2007年4月2日