中華全国総工会(工会は労働組合の意)の徐徳明副主席は10日、全国の農民工(農村出身の出稼ぎ労働者)1億2千万人のうち、労働組合に加入しているのはわずか40%に過ぎないと指摘した。これは吉林省長春市で開かれた「全国労働組合の『企業工会工作条例(労働組合活動条例)』の徹底実施および非公有制企業の労働組合委員長の職業化普及現場会」で明らかにされたもの。
全国総工会は「全国の会員総数を2年以内に2億人に増やす方針で、今年と来年の2年間は会員を毎年1500万人以上増やすつもり」と述べた、
徐副主席は「農民工(農村からの出稼ぎ労働者)の労働組合加入が、組合を組織し会員を増加させるという目標の実現に非常に大切になってくる。業種から取りかかるとすれば、建築業、サービス業、労働者派遣組織など農民工の集中している業種や企業の労組設置作業が重点となる。引き続き国有企業、政府関連機関、事業機関への派遣従業員の労組への加入を推進していく」と述べた。
「人民網日本語版」2007年4月11日