農業部による説明とメディアの客観的な報道により、パナマ病(バナナの植物病でバナナのがんと言われる)発生に伴う「バナナを食べるとがんになる」といううわさは否定された。海南省のバナナ価格は5日から毎日1キロあたり1角の割合で上昇を続け、11日の平均価格は1キロあたり1.3元にまで回復した。北京、上海、天津などの市場から見ても、消費者のバナナに対する信頼は強まり、仕入れ・販売ともに安定に向かっている。
同省農業庁市場経済情報処の莫翠崗処長は、「大会社や大規模な基地で栽培されたバナナの質は比較的良く、すでに1キロあたりの価格が1元以上となっている。現在の市場状況から見て、バナナ価格はすぐに回復する見込み。バナナ農家の人々には情報を把握し、市場の主導権を握ってもらいたい」と述べた。
「人民網日本語版」2007年4月12日